自分を不幸せに、していませんか?
幸せになりたい。誰もが願っていることだが、実際に幸せになることはどうしてこんなに難しいのだろう?
この問題に答えたElite Dailyの記事が話題になっている。筆者は女性のライフスタイルをより良くする活動を行うTamara Starさん。タイトルは「慢性的に不幸せな人に共通する7つの特徴」。このリストを見て当てはまる人は、知らず知らずのうちに不幸に向かってしまっているかもしれない。
私はこれまで、たくさんの人に幸せになる方法をアドバイスしてきた。そして常にアンハッピーな人には、7つの共通点があることが明らかになった。カリフォルニア大学の心理学者、ソーニャ・ルボミルスキー氏の発表した論文によれば、「私たち自身が変わろうとすることが、幸せになるためには大切だ」と言っている。これが本当なら、私たち全てに、幸せになれる可能性がある。
これまでの人生の中で、私は「いつも不幸せな人」が持っている7つの共通点を見つけた。
誰だって、最悪な一日、あるいは最悪な一週間を過ごすことはある。でも幸せな人と不幸せな人の違いは、それがどれくらい頻繁にあるかということと、どれくらい長くそこに留まるかということだ。
1.人生は辛いものだと、信じている
幸せな人にも困難はある。しかし、幸せな人たちは被害者ぶるのではなく、好奇心を持つことで困難を抜け出せることを知っているのだ。自分が悪い状況になってしまったのは自分のせいだと反省し、すぐにそこから抜け出そうとする。幸せな人は、困難に耐える力があるのだ。
対して不幸せな人は、状況に文句を言うだけ。こうした人は、自分を常に被害者だと思っている。そして「こんなの不公平だ」という態度を取ることを止めない。幸せな人はそんなことをせずに、ただ問題を解決しようとするのだ。
2.ほとんどの人を、信用できない
なんでも信じることが良いわけではない。でも、誰もが自分を攻撃しようとしていると感じていれば、それは不幸せの原因になってしまうだろう。ほとんどの幸せな人は、自分の周りの人を愛しているし、人間は善良だと信じている。初めて会う人に対しても、オープンでフレンドリーな態度で接することができる。
逆に不幸せな人は、出会った人のほとんどを信じることがでず、疑いの目で接する。こうした振る舞いは、外との繋がりを緩やかに断っているのと同じことだ。新しい友人に会えるチャンスをも潰しかねない。
3.正しいことより、間違っていることを指摘する
間違っていることはこの世界に山ほどある。不幸せな人たちは、そこに囚われ過ぎているのだ。彼らはこの世界のあらゆるポジティブなことに目を向けようとせず、「でも・・・」とばかり言い続ける傾向にある。
幸せな人だって、いろいろな問題について考えている。ただ、間違っていることについて考えるだけでなく、どうしたら良くできるのかについて考えているのだ。この差は、とてつもなく大きい。
4.自分を他人と比べて
不幸せな人は幸せな人を見ると、自分の幸運が盗まれたように感じる。永久に満足できないために、嫉みと怒りをいつも抱えている。
幸せな人は、幸運は努力する人にしか訪れないことを知っているし、自分がいつもユニークなアイディアを持っていると信じている。それは、誰にも盗むことはできない。彼らは無限の可能性を信じている。そして、誰かの幸運が自分の成功を妨げている、なんて思いもしていない。
5.すべてを、思い通りにしようとする
目標を達成するための努力と、すべてを思い通りにしたい欲望とは違う。幸せな人は毎日ゴールに向かって1歩ずつ足を進めるが、やがて人生はほとんど、思い通りにならないということを悟る。
不幸せな人は、それを認めることができない。何もかも思い通りにするために、些細なことにまでこだわってしまう。ひとたび物事が自分の計画からズレると、大げさにその場に崩れ落ちる。
幸せな人は、ゴールを目指していながら、変化に柔軟に適応することができる。人生がカーブボールを投げてきても、打ち返す準備はできている。重要なのは目標を見据えながら、悪いことが起きてもすべてを崩壊させないように準備しておくこと。最高のプランは、いつだって思い通りに行かないもの。幸せな人は、いつもプランBを用意している。
6.未来がどうなるか、心配しすぎている
人が頭の中に置いておけることは、それほど多くはない。不幸せな人は、上手く行くことではなく、上手く行かなかったらどうしようという不安で、頭をいっぱいにしてしまう。
当然、幸せな人も妄想する。しかしそれは、人生がどんな風になって欲しいのか、というポジティブな未来予想だ。不幸せな人は、ずっと未来への不安と恐怖に怯えている。幸せな人も不安にはなるが、不安を感じることと、それが現実になることを、きちんと区別できる。その不安が現実にならないようにする方法を考えるのだ。
7.噂話と文句ばかり、言っている
不幸せな人は過去にすがり、生きたがるものだ。彼らが選ぶのは、自分に起きた不幸の話題ばかり。そして、それを語り尽くしてしまったら、今度は人の噂をはじめる。
幸せな人は、現在と未来を生きている。自分がやっていることに夢中で、将来を楽しみにしている。今あるものに感謝を忘れず、これからの可能性について夢を抱き続けているのだ。
Tamara 氏は、こう結んでいる。
「すべてが完璧な人なんて、この世にはいません。誰だって、辛いことを経験します。でも大切なのは、早くそこから抜け出そうとする努力なのです」。
(出典:TABI LABO 和洲明季哉)